関正明医師の「新しい眼内レンズ縫着術の方法」に関する論文が掲載されました。
難症例の白内障手術(水晶体再建術)あるいは白内障の手術中の合併症のために眼内レンズ(人工レンズ)が挿入できなかった症例に対し、眼内レンズを眼内に縫い付ける場合があります(眼内レンズ縫着術)。
この手技は比較的煩雑で、正確に眼内レンズを縫い付けないと乱視の原因になったりすることがあります。
しかしながら、確実な手技で安全に手術を施行すれば、良好な視力を得ることが可能です。
このたび、せき眼科医院の関正明医師が、新潟大学眼科勤務中に開発した「簡便な眼内レンズ縫着方法」に関する英語論文が、米国の眼科雑誌に掲載されました。
この論文では具体的な手術手技を手術ビデオを含めて解説し、またその手術成績について検討を行いました。
全ての対象患者さんで術前より視力は改善し、重大な合併症を発症した患者さんはいらっしゃいませんでした。
論文に関する詳しい解説はせき眼科のブログからお読み下さい。