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多焦点眼内レンズ

多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術(白内障手術)について

せき眼科医院は先進医療認定を受けている眼科施設です

「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術(白内障手術)」の先進医療施設に認定されたことで、術前術後の診察等に保険が適応できるようになりました。
また、民間の生命保険の”先進医療特約” の対象にもなり先進医療に係る費用が全額給付されることもあり、患者様の経済的負担が軽くなりました。
厚生省ホームページ:先進医療を実施している医療機関の一覧

多焦点眼内レンズとは?

白内障手術では下図のように、濁った水晶体を取り除き、替りに眼内レンズ(人工レンズ)を挿入します。

挿入する眼内レンズの度数調整により、眼鏡なしで遠くがよく見えるようにしたり、眼鏡なしで近くがよく見えるようにすることが可能です。
ところが、、、単焦点眼内レンズでは
・眼鏡なしで遠くをよく見えるようにした場合: 眼鏡なしで運転はできますが、眼鏡をかけないと読書をしたりパソコンを操作することは難しくなります。
・眼鏡なしで近くをよく見えるようにした場合: 眼鏡なしで読書あるいはパソコン操作はできますが、眼鏡をかけないと運転は難しいでしょう。
なぜかというと、通常の白内障手術で用いる眼内レンズは、単焦点眼内レンズといって決められたある距離にしかピントが合わないレンズだからです。つまり、白内障手術時に単焦点眼内レンズを挿入した場合は、「遠くも近くも見える」という状態にはなりません。
 
そのため眼科医は手術前に、患者さんがこれまでどのような時に眼鏡を使用していたか、仕事内容・趣味などについてお聞きし、お一人お一人のライフスタイルに合うであろう度数の眼内レンズを挿入しています。その結果、大半の患者さんは、眼鏡を必要なときに使用していただくことで不便なく日常生活を送られ、白内障手術の結果に満足しておられます。
 
しかしながら、仕事の環境などで眼鏡をかけにくい方や、老眼鏡をかけ慣れていない若い患者さんからは、やはり「眼鏡なしで遠くも近くも見たい」という声が聞かれるのが現状です。
特に要望が多いのが、屋外で遠くも近くも見なければならない農業や漁業に従事されている方、運転もするけどパソコンも使うし携帯電話でメールもしたいという方(単焦点眼内レンズだと眼鏡が2つも必要になったりします!)です。
 
このような要望に応えられるものが多焦点眼内レンズです。眼内レンズ自体に、何段階かのレンズの度数を組み込むことにより、複数の距離にピントが合うような機能を持たせています。その結果、眼鏡なしで遠くも近くもある程度見えるようになるのです。
多焦点眼内レンズは、日本では2007年に厚生省が認可し使用できるようになりました。

多焦点レンズを用いた白内障手術と通常の白内障手術の違いは挿入する眼内レンズの違いですので、手術手技や時間、手術中・手術後の合併症の発生率には差がないと考えられています。

眼内レンズの挿入方法についても、これまで用いられている単焦点眼内レンズと同様です。形状を見較べてもそのことがわかると思います。左は当院で使用している乱視矯正眼内レンズ(単焦点)、右が多焦点眼内レンズです(どちらもAMO社製 )。

この多焦点眼内レンズ(AMO社 Tecnis Symphony)は、従来の多焦点眼内レンズに比べ、遠くと近くだけでなく中間の距離(家事やパソコン使用時などの距離)での見え方が良好です。

また、2018年1月に乱視矯正機能を持った「トーリック多焦点眼内レンズ」(AMO社 Tecnis Symphony Toric)が厚生労働省から承認されました。角膜乱視のある患者様に対しても、高い精度で多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術を施行することが出来るようになりました。

先進医療とは

先進医療とは、厚生労働大臣が保険適用外の先端的な医療技術と保険診療との併用を一定の条件を満たした施設のみに認める医療制度です。
せき眼科医院は厚生労働省の承認を受けた「先進医療」として実施できる施設に認定されました。

費用について

先進医療に認定された医療機関以外で先進医療と同様の治療・手術を受けても先進医療とはみなされません。この場合、全てが公的医療保険の対象外となり診察料などを含め全額自己負担となります。(表1)

先進医療に認定されると、「先進医療にかかる費用」は自己負担となるものの、術前術後の診察・検査、薬代、入院等に公的医療保険が適応になり、今までよりも患者様の経済的負担が軽減されます。(表2)

手術費用:せき眼科医院
多焦点眼内レンズを用いた白内障手術 (片眼) 27万円
多焦点眼内レンズを用いた白内障手術 (両眼) 54万円
トーリック多焦点眼内レンズを用いた白内障手術 (片眼) 30万円
トーリック多焦点眼内レンズを用いた白内障手術 (両眼) 60万円
表1…先進医療に認定されていない場合
先進医療に係る費用(手術費用) 全額自己負担
診療・検査・薬代・入院料等
表2…先進医療に認定されている施設の場合
先進医療に係る費用(手術費用) 自己負担
診療・検査・薬代・入院料等 保険適応(1割、3割の負担)

さらに民間医療保険にご加入されている場合は…

先進医療に係る費用が全額給付になることもあります

民間の医療保険の中には先進医療に係る費用を保障の対象にした特約やプランがあります。多くの先進医療保障特約の保険料は、月々100円などと割安で人気の商品となっているようです。先進医療に係る費用が全額給付されることもありますので、ご加入の保険会社へあらかじめご確認ください。

(例)先進医療の費用を保障する医療保険にご加入の場合の費用例
先進医療に係る費用(手術費用) 保険会社より全額給付
診療・検査・薬代・入院料等 保険適応(1割~3割の負担)

※お支払い条件は保険会社によってことなりますので、詳しくはご加入の保険会社にお問い合わせください。

診断書について

生命保険への給付金の申請には医師の診断書が必要です。
せき眼科医院では診断書料 5,000 円(税抜)を別途頂いておりますのでご了承ください。

高額療養費・医療控除について

健康保険の「高額療養費」の対象になりませんが、確定申告時、医療費控除の対象になります。
※保険給付に係る一部負担については、高額療養費制度が適用されます。

多焦点眼内レンズをお考えの方へ

せき眼科医院では、患者さんの眼の状態やライフスタイル・御希望などをお聞きした上で、どのような眼内レンズを手術に用いるか患者さんとよく相談した上で決定しております。
パソコンやスマートフォンを良く使われる方、家事やお化粧の際に眼鏡をかけるのは面倒という方などには、多焦点レンズはお勧めです。多焦点眼内レンズを用いた白内障手術に興味がある、もう少し聞いてみたいという方は御相談下さい。

事前にご予約をされた方が、検査や診察の効率も良くなりスムーズな診療が可能になります。 出来ましたら、事前にご連絡いただき、ご予約いただけましたら幸いです。ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

新潟県新潟市西区小針1丁目30-1

※土曜日は8:30〜13:00まで受付